M&P とは?実績を重ねるS&W主力製品の実力
M&P と聞くと、日本のサバゲープレイヤーが最初に思い浮かべるのは東京マルイのガスブロハンドガン「M&P9シリーズ」ではないだろうか。
M&Pとは、当初S&W(Smith & Wesson:スミス&ウェッソン)のポリマーフレームピストルの名称としてつけられたモデル名であり、かつてのベストセラーリボルバーであるModel10 M&Pから引き継いだ由緒ある名称である。2005年に登場したM&Pは、それまでのS&Wのピストルとは一線を画すモデルとして誕生したプロフェッショナルのためのシリーズモデルである。
M&Pとは「Military & Police」の略でありその名の示す通り軍や法執行機関での採用を念頭に置いており、翌2006年にはM&P15というAR15ライフルのクローンモデルも登場。S&Wを代表するシリーズとしてスタートを切った。
現在、ハンドガンにおいてはM2.0と呼ばれる第2世代へと進化し、各種弾丸サイズに対応したM&Pピストルだけでも毎年様々なモデルが追加され数えきれないほどのバリエーションが存在する。また、ライフルもプロオペレーター向けのフルオート機能追加モデルや7.62mm弾仕様など非常に多くのモデルをラインナップしており、S&WのM&Pシリーズはいまやフラッグシップとも言える立ち位置となっている。
また、オペレーター向けとして開発がはじまったシリーズではあるが、現在ではシューターやホームディフェンスも念頭に置いた幅広いプラットフォームを提供しており、S&Wのカスタムワークスであるパフォーマンスセンターモデルも含め、あらゆる仕様に細かく対応したバリエーション展開が魅力のピストル、ライフルである。
法執行機関での採用から広がる M&P の人気
M&P のリリース当初は、既にグロックなど名だたるポリマーフレームオートが法執行機関で配備されており苦境に立たされはしたものの、2009年にアメリカのDEA(麻薬取締局)での採用が決まったことを皮切りに、発売から数年でアメリカの数百の警察署で使用されている。元々警察向けの製品に強いS&Wだけにその後もM&Pの展開は順調で、アメリカ警察以外でも台湾、フランス、ベルギー、オーストラリア、カナダ、インド、コロンビアなど多数の国の法執行機関で採用が進んでいる。
ハンドガンだけでなく、M&P15ライフルも法執行機関での使用が確認されている。特に、USマーシャル(連邦保安官)が裁判所の警備や容疑者の護送で使用する例が有名である。
また民間市場においても、有名インストラクターによる使用などをきっかけに、趣味として射撃を行うシューティングスポーツで人気が高く、リボルバー時代から続くS&Wの強みはいまだに衰えを見せていない。
M&P シリーズの命名規則
M&Pシリーズはシンプルに「M&P」の後ろにつく数字によって使用弾薬やカテゴリーがわかるモデル名になっている。
例えば、ピストルの場合は9mmであればM&P9、それのロングバレルであればM&P9L、45口径コンパクトモデルであればM&P45C、といった具合である。
また、ライフルではAR-15クローンであればM&P15、7.62mm弾のAR10クローンであればM&P10など、由来の分かりやすいモデル名が特徴である。
Performance Centerモデル
S&Wには、熟練のガンスミスによるパーツのアップグレードや強化・改修を施すPerformance Centerというカスタムモデル、及びカスタムサービスが存在する。はじめからPerformance Centerグレードとなっているモデルを購入したり、通常モデルを購入後にアップグレードを施すことも可能だ。
Performance CenterモデルはM&Pシリーズでも適応されており、ガスブロハンドガンでは東京マルイがM&P9L PCポーテッドとしてモデルアップしている。
Performance Centerでは、ロングバレル化して命中精度を向上したり、ポート付きのバレルとスライドによる反動の軽減、スライドカットによるフロントの軽量化でサイクルアップさせ素早いフォローショットを可能とするなど、実戦的で正にハイパフォーマンスな性能を銃に与える。トリガーもアップグレードが可能で、スムーズかつトリガーリセットが分かりやすくコントロール性が向上する。
中には口径をアップさせるカスタムもあり、9mmから10mmにボアアップされたPC M&P10は遠方からの命中精度を向上させ、ゲームシューターのレベルアップ目的や、狩猟中のバックカントリーにおける猛獣からの保護用として特化したモデルである。
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